戌の日に安産祈願に行く風習があります

待望の赤ちゃんを身ごもったママは、わが子が健康に生まれてくるかが心配になるものです。そこで、安定期の妊娠5カ月目に入った最初の戌の日に神社にお参りをし、安産祈願のご祈祷を受ける風習があります。
日本には十二支で日を表す考え方があり、戌の日は12日サイクルでやって来ます。犬は一度にたくさんの子を産むことから安産の守り神とされてきました。また、犬は悪霊を祓い、子供を災厄から守るという言い伝えもあります。そのことから、戌の日にお参りをし、腹帯を巻く習慣があります。母から娘へ受け継がれることや、ご祈祷の際に購入するものなど、様々な形式があります。
腹帯は古事記にも登場するほど昔からありますが、精神的なものだけでなく、実際に妊婦の体をケアするものでもあります。まず、お腹を冷えから守る効果があります。妊娠中は体がほてることも多く、必要以上に体を冷やしてしまいがちです。帯を巻くことで保温に繋がります。また、骨盤を支えたり、腰への負担軽減など、妊婦の方にとって多くのメリットがあります。現在でもマタニティガードルなどにその考え方が活かされています。腰や骨盤を守ることから、お腹周りはきつすぎず、腰回りをしっかりと巻くのが正しい巻き方のポイントです。
無事に出産を終えたら、赤ちゃんの初めてのお宮参りの際に、お礼参りとして神社に納めたり、通気性が良いことから、おしめとして利用することが多いようです。
合理性がある風習として、これからも大事にしたい文化の一つです。